北海道放浪の旅 (part10)



 右側の車窓には、樽前山が見えてきました。
 11時56分、登別(のぼりべつ)駅に到着しました。
 登別駅前には、レジャーランドがあり、この大きな建物が印象的でした。
 12時07分、東室蘭(ひがしむろらん)に到着すると、乗務員や駅の様子がおかしいことに気づきました。

 定刻の時間を過ぎても、発車する兆しが見えませんでした。
 室蘭本線で、東室蘭から伊達紋別間が信号故障のため、運転見合わせていたが、すでに運転見合わせは、解除された・・・という放送が流れました。

しかし、指令からの命令書の通達がないと発車できない・・・という、耳慣れない言葉が流れてきました。
 次の停車駅、洞爺(とうや)駅まで、行き違い停車などで、大きく時間が遅れ、約1時間遅れとなってしまいました。


 1時間遅れとなってしまいましたが、今回最後の乗車となる、キハ281系を十分堪能できる・・・ということで、良しとしましょう。
 途中には、このように牧場があり、馬が放牧されているところもあります。

これを見ると、北海道というイメージが強く出てきます。
 苫小牧から、ずっと進行方向左側には、海が見えています。
時々、家や工場、山などで見えないときもありますが・・・
 内浦湾(噴火湾)沿いは、内陸の海のため、波が穏やかでした。
 八雲(やくも)を出て、しばらくすると、はるか遠くに、うっすらと駒ヶ岳が見えてきました。
 森(もり)を通過すると、海線と山線と別れ、それぞれ単線となって進んでいきます。
 山線を走行してしばらくすると、大沼が見えてきました。
 14時44分、結局、遅れは取り戻すことが出来ず、大沼公園駅に到着しました。

あと一駅で、終点の函館です。
 この大沼の風景も、何度見ても飽きることがありません。


 大沼が見えなくなり、山岳地帯から下ると、函館の市街地が眼下に広がってきました。
 15時04分、1時間の遅れで、終点の函館(はこだて)に到着しました。
 函館駅の駅舎も、大きく変わりました。

約1時間、観光の時間が減ってしまったので、どのように観光しようか、考えました。
 まずは、函館の港へ向かうことにしました。
 函館の港へ行く途中、色々なものがありました。

それにしても、かなり寒かったです。
 函館港には、青函連絡船記念館の摩周丸が・・・。
 滞在時間が少ないため、今回は、船内を見学することは断念しました。
 函館港から、函館山を望むことが出来ます。

このように、太陽もだいぶ落ちてきました。




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